巨人の阿部慎之助監督(45)が2―9で敗れた1日の阪神戦(甲子園)後、試合を総括した。
誤算が続いた。先発の戸郷は初回の先頭・近本にいきなり右前打を許すと、その後は犠打と2つの四球で二死満塁とピンチが到来。最後は前川に2点適時打を浴びてあっさり先制点を献上した。その後も阪神打線の勢いは止められず、3回に1点、5回に3点を失いマウンドを降りた。
救援陣も粘れず2番手・中川が2失点、4番手・船迫が1失点とリードを広げられると、打線も2点を返すのが精いっぱい。100周年を迎えた甲子園でのメモリアルマッチで屈辱の3連敗を喫した。
阿部監督は5四球と制球を乱した戸郷について「自滅だよね。全部四球が点に絡んでるから。それだけだよね」と一蹴。さらには「(3連敗は)悔しいの一言に尽きるし、これで悔しいと思ってない人は野球をやめた方がいいと思う」とチーム全体にゲキを飛ばした。
それでも2日のヤクルト戦以降は本拠地・東京ドームに戻る。「月も変わったし切り替えるしかない。東京に戻って一つも落とせないつもりで、次の阪神戦(12~14日)までやってほしいなと思います」と視線を前に向けた。