左ヒザ手術のため負傷者リスト（ＩＬ）に入っているエンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手（３２）の今季が終了した。エンゼルスのペリー・ミナシアンＧＭが１日（日本時間２日）、米メディアの取材に応じ、トラウトが再び左ヒザの半月板断裂を負ったことを明かした。
トラウトは５月３日に左ヒザの半月板断裂を修復する手術を受け、６月２３日にマイナーの公式戦に約３か月ぶりの実戦復帰。だが、ヒザの痛みを訴えて２回で交代していた。ＭＲＩ検査では異常は見られなかったが、リハビリプランは白紙に戻っていた。今回負傷したのは前回と同じ左ヒザだという。米メディアは一斉に「トラウトはシーズンの残りを欠場する」と報じた。
トラウトは戦線離脱するまで今季は２９試合に出場し、打率２割２分ながら１０本塁打をマーク。ＭＶＰを３度受賞してるメジャーきってのスラッガーだが、過去５年は故障続きで８２試合以上に出場した年は一度きりだ。左ヒザの２度にわたる重傷は選手生命に関わりかねない。
岐路に立たされたトラウトはＸ（旧ツイッター）で「これは、ファンの皆さんにとっても、私にとっても同じように心が痛むし、悔しいことです。多くの人を失望させたかもしれないことは理解していますが、信じてください。私がさらに強くなるためにできる限りのことをします」と心情をつづった。