落語家・桂文枝が2日、ブログを更新し、大阪・梅田のランドマーク的な存在だったマルビルがなくなったことを嘆いた。
1976年に完成した大阪マルビルは、形状が円筒の形をしているため「マルビル」と名付けられた。完成当時は地域で唯一の高層ビルで、屋上付近に設置された「回る電光掲示板」が名物。その後梅田に何棟もの高層ビルが建てられたが、マルビルは梅田の名物として愛された。しかし昨年3月いっぱいで閉館し、6月から解体工事が進められていた。
文枝は、マルビルがあった付近の写真をブログにアップしたうえで「すっかり丸ビルが消えていた」と嘆いた。さらに「吉本晴彦社長は草葉の陰でどう思ってるのかなぁ」と、マルビルのオーナーで2017年に亡くなった吉本晴彦氏に思いを馳せた。
文枝は続けて「前から決まっていたのか それとも知らなかったのか 大阪名物がまたひとつ消えた」とショックが隠せない様子だった。