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須藤元気氏 パリ五輪ボクシング女子巡る性別論争に「差別と区別は違います」

東スポWEB 2024年8月2日 14時2分

元格闘家で前参院議員の須藤元気氏が2日、X(旧ツイッター)を更新。パリ五輪のボクシング女子で起きた性別を巡る騒動に言及した。

1日にボクシング女子66キロ級2回戦が行われ、イタリアのアンジェラ・カリニとアルジェリアのイマネ・ヘリフが対戦。カリニが試合開始46秒で棄権していた。ヘリフは昨年の世界選手権では性別適格性検査に合格できていなかった。女性として生まれたが、男性のXY染色体を持つ性分化疾患だという。棄権したカリニは「自分のために『ストップ』と言った。自分の命を守らなければならなかった」と語っていた。

この試合の報道を引用した須藤氏は「格闘技において、男女の身体的な差は明らかです。いつか性別を自称する選手が現れ、女子格闘技そのものの意義が失われてしまう恐れがあります。差別と区別は違います」と指摘した。

この件はカリニの母国イタリアでも話題になっており、メローニ首相は「男性の遺伝的特徴を持つ選手が女子種目に参加すべきではない。対等に戦えることが重要だ」と訴えた。一方、IOCサイドは「パスポート上は女性なので問題ない」としている。

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