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【競泳】「あの泳ぎに腹が立つ。人間では無理」 中国19歳世界新を豪コーチ猛批判 中国反発

東スポWEB 2024年8月2日 17時42分

パリ五輪競泳男子100メートル自由形決勝で、46秒40の世界新記録をマークし金メダルを獲得した中国の潘展楽(19)に対し、ライバル国のコーチが猛批判を展開し、物議を醸している。

潘はライバルたちを身体ひとつ引き離す脅威の泳ぎで世界に衝撃を与えた。一方で、中国競泳陣をめぐっては、東京五輪前に23人がドーピング検査で陽性反応が出たもの、出場が認められていたことが発覚するなど、常に疑いの目が掛けられている。また、潘は金メダル獲得後のインタビューで、銀メダルのカイル・チャルマーズ(オーストラリア)にレース前に「あいさつしたけど無視された」と告白。コーチは別の選手から水をかけられたなどと語った。

こうした中、オーストラリアのコーチが衝撃の告白だ。ブレット・ホーク氏は自身のインスタグラムに「正直言ってオレは腹が立っている、あの泳ぎに」と切り出し、潘の泳ぎに対して批判を展開する動画を投稿した。

「私が腹を立てている理由はいくつかある。私の友人は、ロウディ・ゲインズからアレックス・ポポフ、ゲイリー・ホール・ジュニア、アンソニー・アービン、そしてキング・カイル・チャーマーズまで、歴史上最速の水泳選手です。私はこれらの人々をよく知っている。30年間研究してきた」と切り出した上で「あの競技場では、100メートル自由形では体一つの差で勝てないんだ。だから腹が立ってる。あの選手たちを体一つの差で破るのは人間には不可能だ」と、怒りを交えてぶちまけた。

さらに同氏は「何を言っても構わない。これは人種の問題ではないし、特定の人物や国に対するものでもない。これは私が見たもの、私が知っていること。それは現実ではない」とまくしたてた。

暗にドーピングを匂わせる発言に、中国メディア「中華網」などが一斉に報道。ネット上でも「無礼すぎる」「負けたから怒っているんでしょ」「そっちの方が薬漬け」などと怒りの声が上がっている。

場外乱闘となってしまった。

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