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【卓球】「棄権も頭にあった」早田ひなの 左腕に黒テーピング…満身創痍で挑む3位決定戦

東スポWEB 2024年8月2日 22時42分

【フランス・パリ2日発】卓球女子のエース・早田ひな(日本生命)は、満身創痍でコートに立っていた。

パリ南アリーナで行われた準決勝では、世界ランキング1位の孫穎莎(中国)に0―4で敗戦。早田の左腕に黒のテーピングが巻かれており、試合後には「(体の状態が)100%かと言われるとそうではないけど、やれることを最大限やってこの結果になってしまった。やり切った部分はあるけど、100%を目指しててもそれができなかった。それはしょうがない」と目を潤ませた。

1日の準々決勝は北朝鮮選手とフルゲームの死闘を演じた。パリ五輪前も海外ツアーに多く参戦しており、疲労の蓄積が懸念されている。報道陣の「棄権の選択視はなかったのか?」との問いには「ある程度頭にはもちろんあった」と本音を吐露。それでも「この舞台を4年後経験できるかというと、そうは限らない。やると決めたからにはやりたかった」と声を詰まらせた。

3日の3位決定戦は韓国の申裕斌(シン・ユビン)と対戦する。東京五輪銅メダルの伊藤美誠(スターツ)に続く表彰台へ「この状態でもやるしかない。明日も勝つしかない。できることを最大限やって後悔のないように頑張りたい」と力を込めた。

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