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もう一人の〝性別騒動ボクサー〟台湾リンが快勝発進で地元熱狂「政府と国民は支持」

東スポWEB 2024年8月3日 0時19分

パリ五輪のボクシング女子57キロ級が2日に行われ、第1シードのリン・ユーチン(台湾)が2回戦でシトラ・トゥルディベコワ(ウズベキスタン)に5―0の判定勝ちを収め、準々決勝へ進出した。

女子66キロ級で相手が棄権して勝利したイマネ・ケリフ(アルジェリア)と同じく、リンは昨年の世界選手権で性別適格検査が不合格となっており、出場をめぐって物議を醸している。

ケリフの勝利が大きな論争を呼ぶ中で、リンも体格の利を生かして圧勝。地元台湾では、リンを熱狂的に応援するムードが醸成されている。

台湾メディア「中央通信社」は「台湾政府と国民はリン・ユーチンを支持」と題して大々的に特集した。

同メディアは、リン出場の正当性を強調。「パリ五輪のボクシング競技では、リンとアルジェリア人のイマネ・ケリフの資格が疑問視されており、2人は競技上の優位性を得るために女性のふりをしているという主張がある。しかし、2人とも生まれた時から女性であることを自認しており、五輪を含む国際ボクシング大会で女性ボクサーと戦って負けた経験がある」と出生時から性別は女性であり、過去の戦歴から圧倒的な力を持っているわけでもないとの主張を展開した。

そして重ねて「台湾の当局者、メディア、国民は皆、リンは今も昔も女性であると高らかに宣言した」と呼びかけた。

リンがこのまま勝ち進めば、さらに賛否両論が沸騰しそうだ。

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