パリ五輪のフェンシング男子エペ団体決勝(2日=日本時間3日)、2021年東京五輪に続く連覇を狙った日本の加納虹輝(JAL)、見延和靖(ネクサス)、山田優(山一商事)、古俣聖(本間組)はハンガリーに25―26で破れ、銀メダルだった。
9試合を行う団体戦で見延がリザーブに回った世界ランキング3位の日本は、序盤から世界5位のハンガリーを追いかける展開。2点のリードを許して迎えた最終第9試合、個人で日本初の金メダルを獲得した加納が奮闘し、残り6秒で25―25の同点に追いついた。しかし、突入した延長戦の14秒で加納がポイントを奪われ、連覇を果たせなかった。
1日(同2日)には女子フルーレ団体で日本が銅メダル。フェンシングは加納の金メダルと合わせて1大会で初の複数メダルを獲得している。加納は試合前に「(個人でメダルを取っても)まったく気は抜けていない。しっかり準備していく」と話していたように、しっかりと決勝に進出し、日本フェンシング界に今大会で3つ目のメダルをもたらす快挙を果たした。
SNS上では「日本の4剣士よくやった」「決勝の攻防戦はすごかったな」「まさに死闘でした」「2大会連続メダルおめでとう」「素晴らしい試合でした」と称賛の声が書き込まれていた。