パリ五輪の柔道女子７０キロ級金メダルのバルバラ・マティッチ（２９＝クロアチア）の父親が性的暴行で警察に逮捕されたが、すでに釈放されたという。
フランス紙「パリジャン」など各メディアによると、７月３１日、準々決勝を戦うマティッチの試合をスタンドで観戦していた父親は娘が勝利した際に大興奮し、女性ボランティアの口にキスをしたという。ボランティアは抵抗するも肩を押さえられ、強引にキスされたとして告訴。警察は１日に父親を逮捕した。
フランスメディア「２０ｍｉｎｕｔｅｓ」は「クロアチア人柔道家の父親は不起訴で釈放」と伝え「複数の証言と性的暴行の告訴にもかかわらず、クロアチア人は警察に拘留後、釈放された」とし「検察側は『熱狂的な行為が証人によって確認されたとしても、彼らの証言やビデオ監視の使用によっては、犯罪に該当する行為を特徴づけることはできなかった』と説明した」と報じた。
「パリジャン」も「検察当局はこの証言を十分ではないとみなした」と伝えていた。