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【柔道】混合団体に阿部詩出場 日本は薄氷の勝利で準々決勝進出「団体戦で阿部選手が勝てたのは大きい」

東スポWEB 2024年8月3日 17時31分

パリ五輪の柔道混合団体が3日に行われ、日本は女子52キロ級2回戦で敗退した阿部詩(24=パーク24)が出場した。

男女3人ずつの6人が参加する団体戦は、試合ごとに出場選手が決まる。2回戦から登場の日本はスペインと対戦。阿部、橋本壮市、高市未来、村尾三四郎、高山莉加、斉藤立の6人で臨んだ。

女子57キロ級で先陣を切った阿部は、アリアネ・トロソネルと対戦。だが、序盤に指導を受け、技ありを奪われる苦しい展開に。意地の大腰が決まるも、一本から技ありに変更になる。それでも残り1秒で背負い投げで技ありを奪い、合わせ技一本で勝利した。

だが日本はこの後、男子73キロ級の橋本、女子70キロ超級の高山、男子90キロ超級の斉藤が敗れ、3―3に。抽選により選ばれた階級の選手が戦うゴールデンスコア形式の代表戦となり、女子70キロ級の高市がクリスティナ・カバナペレスに再び勝利を収め、日本は辛くも準々決勝進出を決めた。

阿部は連覇を目指した52キロ級の2回戦で、ディヨラ・ケルディヨロワ(ウズベキスタン)に一本負けし、試合後はショックのあまり大号泣。このシーンが世界中に広まり、賛否両論を呼んでいた。阿部はその後、自身のインスタグラムで「情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした」などと謝罪していた。

阿部の復活劇に、SNS上では「阿部詩選手見事な勝利でした」「団体戦で阿部選手が勝てたのは大きい。自信も取り戻せるだろうし」「何とかベルト取れることを願って応援します」と後押しする声が殺到した。

初採用となった2021年東京五輪では銀メダルだった団体戦で、日本は悲願の金メダルを狙う。

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