新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」3日大阪大会のAブロック公式戦で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILがグレート―O―カーンに初黒星を喫した。
両ブロックで唯一の開幕5連勝を飾り、Aブロックの単独首位を快走していたEVILがついにストップだ。アームロック、腕ひしぎ十字固めとオーカーンの腕攻めにさらされると、セコンドのディック東郷が場外からレフェリーの足を引っ張り試合に介入。スポイラーチョーカーでオーカーンの首を絞めていく。さらにはEVILのイス攻撃から合体技マジックキラーと、数的優位を生かして試合の主導権を強引に握った。
東郷はプランチャで排除されてしまったものの、EVILはマットを外し金具がむき出しになったコーナーにオーカーンを激突させラリアートを発射。ところがEVIL(変型大外刈り)を阻止されると大空スバル式羊殺しで捕獲されてしまう。そのまま裏河津掛けからエリミネーターにつながれてしまい、3カウントを奪われた。
連勝を止められたEVILはノーコメントで会場をあとに。依然として優位な状況には変わりないが、リーグ戦の流れは変わるのか――。