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【ソフトバンク】5点差逆転負けも… 「9番・周東佑京」が機能 3打数2安打2打点の活躍

東スポWEB 2024年8月3日 18時25分

パ・リーグ首位を独走するソフトバンクは3日の日本ハム戦(みずほペイペイ)にシーソーゲームの末に7―8で競り負けた。投手陣は序盤の5点リードを守れず、5カード連続勝ち越しはお預けとなったが、収穫もあった。

「9番・周東」が機能した。通常は先頭打者か2番で出場することが多い周東が〝ラストバッターでも輝いた。1点を追う2回には前の打者の川瀬が無死一、二塁から犠打を失敗するという嫌なムードで打席に立った。そして相手先発左腕・根本から左前へ同点打を放って、マイナスになりかねない空気を一掃。背番号23は「何とかカバーしようと打席に入りました。追いつくタイムリーとなってよかったです。勝ちにつなげるよう頑張っていきます」と胸を張った。

さらに逆転に成功し、4点リードの3回二、三塁の場面では二番手・生田目の直球を巧みに流して遊撃への内野安打で追加点。周東は3打数2安打2打点、1四球の活躍ぶりだった。

1番で60試合、2番で11試合先発している周東は今季5試合目の9番起用。上位につなぐ役割の9番は水に合っているのか、17打数7安打の打率4割1分1厘と結果を残している。球界きっての韋駄天だけに上位でかき回すのが理想的ではあるが、走力にしぶとさを兼ね備える周東の「恐怖の9番」は4年ぶりの日本一奪還を目指す鷹打線の貴重なスペアとなりそうだ。

打線は好調だが、先発のエース・有原が珍しく乱調で4回には万波に2ラン、5回には清宮に3ランを献上。序盤で5リードの楽勝ペースから一転、同点に追いつかれた。7回の攻撃では4番・山川の19号ソロでいったんは勝ち越したものの、2番手のヘルナンデスが8回に万波、代打・レイエスにタイムリーを許して試合をひっくり返された。

痛い逆転負けとなったが、ここは気持ちを切り替え次戦に臨みたい。

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