パリ五輪の卓球女子シングルス3位決定戦で、早田ひな(24=日本生命)が申裕斌(韓国)を4―2で下して銅メダルを獲得。早田と同学年で、東京五輪混合ダブルス金メダルの伊藤美誠(23=スターツ)が、自身のインスタグラムで早田を祝福した。
早田は前回の東京五輪が補欠で、今大会が初出場。一方の伊藤は前回大会で3つのメダルを獲得したが、パリ五輪の代表入りを逃していた。伊藤は自身のインスタグラムのストーリー機能で「タイミングも合って全て試合を見ることができました。こっちまで緊張するから何回も付けたり消したりしてました笑笑」と報告した。
早田は準々決勝で左腕を痛め、3位決定戦も患部にテーピングを巻いて強行出場。伊藤は「やっぱりオリンピック出てる選手は全てにおいてやり込んでるから何かしら痛めることもあるし、卓球は種目が多いから身体も試合中のアクシデントが多い中、両選手がたくさんの緊張感の中で頑張ってて最後の韓国選手からのハグには感動しました。ひなはどんなことがあっても絶対棄権しないと思ったし、どんだけ痛くても絶対やり遂げる選手だと思ってたからうれしいです」と歓喜の声を上げた。
その上で、「わたしも前回のオリンピックでミックスダブルスで優勝した次の日、立てない歩けない動きたくても動けないとき、ひなに助けてもらったりアドバイスしてもらってやり遂げたことがあったので。その助言通りひな自身もやり遂げてくれて本当によかったし、おめでとうの言葉でいっぱいです」と、ダブルスでもペアを組んでいた相棒の活躍を喜んだ。