バイオリニストのＫａｙが３日、東京・大塚の「Ｈｅａｒｔｓ＋」で「ＫＥＫＯＧＩＧＳ９」を開催。スペシャルドラムに元BOØWYの高橋まことを迎えて全２３曲を披露した。
「ＰＬＡＳＴＩＣ ＯＣＥＡＮ」「ＲＥＮＤＥＺ－ＶＯＵＳ」などシングルカットされていないBOØWY楽曲が披露されると観客は大興奮。演奏が終わると、高橋は「久しくやってない曲があったので、ビビりましたけど、そもそも俺が叩いているからね」と話して笑いを誘った。
それでもこの日一番の歓声は、アンコールでＣＯＭＰＬＥＸの名曲「ＢＥ ＭＹ ＢＡＢＹ」のＳＥが流れ出した瞬間。高橋まことのドラムが鳴り響くと、観客は両手を突き上げて歓喜した。その興奮冷めやらぬまま「恋を止めないで」へとつないでみせた。
高橋いわく、ＣＯＭＰＬＥＸの楽曲をライブで披露するのは史上初。ＫＡＹは「まことさんに叩いてもらうので、BOØWY中心のセトリにしたんですけど、どうしてもＣＯＭＰＬＥＸもやりたくて…。むちゃを承知でお願いしちゃいました。どんな反応だろうと心配したけど、『わかった！やるよ～』と言ってくれて今日に至りました」と経緯を説明した。
ライブ終演後、高橋は「最初は『えー、俺に叩かせるの？』って驚いた。でも、ＫＡＹちゃんが布袋の曲をやるのはわかっていたので、引き受けました」と本音を吐露。ＣＯＭＰＬＥＸの楽曲を演奏したことについて「こういう曲なのね～」とうなずきつつ「コンプレックス（の楽曲）も（布袋がお客さんに）楽しんでもらいたい曲を作ってたんだなぁとわかった。お客さんのウケがいい」と納得の表情で語った。