パリ五輪の柔道混合団体の決勝が３日（日本時間４日）行われ、日本は開催国フランスに敗れ、銀メダルに終わった。
壮絶な死闘だった。決勝は６人を終えても決着がつかず、ルーレットによる抽選で無作為に選ばれた階級区分の選手でゴールデンスコア方式による代表戦を行った。
ルーレットの結果、代表戦は男子９０キロ超級に。斉藤立と〝フランスの英雄〟テディ・リネールとの対戦となった。
会場は割れんばかりのリネールコール。斉藤は気迫を全面に出してリネールを追い詰めたが、最後は〝玉砕〟した。
ネット上では勝敗が３対３となりルーレット抽選になった時点で「リネールになりそう」と胸騒ぎ。案の定、導かれるように９０キロ超級に決まったことで「リネール確定ガチャ」というワードが飛び交った。
あくまで無作為による抽選ということになっているが、フランスのファンとしてはこれ以上ない展開となった。
一方、日本のネット上では「ズルーレットに負けた」「絶対リネール来ると思った」「まぁ、盛り上がった」「今大会で一番面白かった」などの声が寄せられている。
惜しくも負けた斉藤には「よくやった」「４年後また強くなろう」「この悔しさを忘れないで頑張ろう」と労う声が多く寄せられている。