パリ五輪の競泳混合400メートルメドレーリレー決勝(3日=日本時間4日)で、日本は3分45秒17で8位。アンカーを務めた池江璃花子(24=横浜ゴム)は、有終の美を飾るために前を向いた。
日本は女子の池江と平井瑞希、男子の谷口卓と松山陸で臨んだ。優勝した米国が3分37秒43で、世界新記録をマークした。
東京五輪から新種目として採用。前回も池江は出場したが、日本は予選を突破できず9位だった。「(予選から)タイムを落とした選手もいれば、粘っていた選手もいたと思う。すごく皆しんどかったと思うけど最後まで戦い抜けた。東京五輪の時よりもしっかり順位を上げられた。そこもしっかり4人が誇りを持つべき結果だったと思う」と胸を張った。
4日(日本時間5日)に行われる女子400メートルメドレーリレーにも出場予定。「最後の集大成ですし、全力で楽しみたい。五輪は楽しいなと、今日も泳いでいてすごく感じた。明日、最後に女子メドレーリレーだけ残っているので、最後まで戦い抜けたらいいなと思います」と力を込めた。
池江は2019年2月に白血病を公表。今大会は2大会ぶりに個人種目の100メートルバタフライにも出場したが、準決勝で敗退していた。