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【フェンシング】江村美咲 銅メダルに涙…〝金髪批判〟には「自分の好きな自分だったらいいかなと」

東スポWEB 2024年8月4日 7時27分

おしゃれ〟にも全力投球だ。パリ五輪の女子サーブル団体(3日=日本時間4日、グランパレ)3位決定戦が行われ、江村美咲(立飛ホールディングス)、福島史帆実(セプテーニ・ホールディングス)、高嶋理紗(オリエンタル酵母工業)、尾崎世梨(法大)の日本は、開催国のフランスを45─40で下して銅メダル。五輪では男女を通じてサーブル種目で初の表彰台となった。

マスクをとると、目には涙が光っていた。世界女王として挑んだ個人戦はまさかの3回戦敗退。「脚がどうしても止まってしまった」と声を詰まらせたものの、この日はエースの意地を見せた。3位決定戦は40―37とリードした状態でアンカーの江村にバトンが渡った。重圧の掛かる中でも、5ポイントを獲得して表彰台の座を奪取。「チームメートが粘り強く戦ってくれたので、自分も何とか気持ちを保つことできました」と感謝を述べた。

重圧を乗り越えた江村は、この日も金髪で表彰台に上がった。かねて〝おしゃれ〟でモチベーションを高めており、ルックスにも注目が集まっていた。日本では否定的な声もあるが、取材に対しては「自分の好きな自分だったらいいかなと。いろんな意見あると思うけど、自分が一番心地良いことが大事。(批判を)言われないに越したことはないけど、自分の好きな自分が優先。自分のありたい選手像は〝おしゃれ〟も楽しんでいる選手。なので競技にマイナスになることはない」ときっぱり。周りに左右されることなく、我が道を進んでいる。

そんな江村に対し、高級ブランド「ディオール」は、パリ五輪・パラリンピックのアンバサダーに選出。競技外でも活動の幅を広げている。「スポーツ、ファッション、どちらも好き」と笑う剣士は、今後も幅広い分野で活躍してくれそうだ。

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