ノアのシングルリーグ戦「N―1 VICTORY」開幕戦(5日、横浜武道館)のAブロック公式戦で、GHCヘビー級王者の清宮海斗(28)がルイス・マンテ(32)に敗れる波乱が起きた。
試合は序盤から元オープン・ザ・ドリームゲート王者・マンテと清宮の意地が交錯する白熱の展開となる。清宮はドラゴンスクリュー、コーナー最上段からひざへのドロップキック、足4の字固めのフルコースでマンテを攻め込んだ。さらに雪崩式パワーボムを狙われるもフランケンシュタイナーで切り返し、閃光魔術弾で打ち抜いたがトドメを刺すことはできず。するとマンテにアルゼンチンバックブリーカーの体勢からフェースバスターで叩きつけられるなど大技で反撃され、最後はヴェルタフェナーレで3カウントを奪われた。
試合後は「清宮に、勝ったぞ! ノアのみなさん、私がドラゴンゲートのルイス・マンテです。N―1、優勝するぞ! ルイス・マンテ、イチバン!」と喜ぶ相手の声を背中に、セコンドの肩を借りてリングを降りた。その後コメントスペースで座り込んだ清宮は「クソー、早くも俺にとって忘れられない夏になってるぜ」と悔しさを爆発。そして「ただ、ここからは一つも落とさねえぞ! 日本一熱い夏を俺が見せてやる!」と誓った。黒星発進からいかに巻き返せるか…。
ほかのAブロック公式戦はドラゴン・ベインが小峠篤司に、ジョシュ・ブリッグスが大岩陵平に、マサ北宮がジャック・モリスにそれぞれ勝って勝ち点2をゲットした。