新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」4日名古屋大会のBブロック公式戦で、後藤洋央紀(45)がKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介、29=AEW&DDT)から3勝目をあげた。
高い身体能力を誇る竹下に、後藤はベテランの意地で立ちはだかった。強烈なエルボー2連発からブルーサンダーでマットに叩きつけられてもカウント3は許さず、雪崩式回天で応戦した。
豪快な投げ捨てジャーマンを浴びた後藤は、突進してきた竹下をラリアートで迎撃するとGTWを発射。GTRは垂直落下式ブレーンバスターで切り返されたが、竹下の必殺技レイジングファイヤーを切り返すと昇天・改をさく裂させた。
竹下も意地を見せなおもレイジングファイヤーを狙うが、後藤はヒザを立てて阻止。エルボーにカウンターのヘッドバットを決めると、ついにGTRを決めて3カウントを奪ってみせた。
快進撃を続ける若き外敵を出場最年長選手が撃破する劇的な展開に会場は特大の「後藤」コール。大きな1勝をあげた荒武者は「これが新日本プロレスだよ。竹下幸之介、しっかり覚えとけ」と勝ち誇る一方で「でもアイツの心意気、しっかりと伝わったよ。これからどうしていくのか知らないが、この新日本プロレスに継続して参戦してくるなら、CHAOSに来るのはどうだ? 俺はウエルカムだぜ」と、竹下にまさかのCHAOS入りを勧めていた。