まさかのバッドエンドが待っていた。女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「大江戸隊」改め「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ．（ヘイト）」が、〝アイドル狩り〟に動き出した。
７月２８日の札幌大会では上谷沙弥が極悪軍団に電撃加入。業界に衝撃を与えてから１週間が経過した４日の浜松大会では、またしても事件が発生した。
メインイベントで行われたアーティスト王座戦で「コズミック・エンジェルズ（ＣＡ）」の中野たむ＆なつぽい＆安納サオリが舞華＆白川未奈＆ジーナを破り、同王座を戴冠した直後だった。
試合後のリングにはヘイトが登場。一瞬にしてお祝いムードをぶち壊す。リーダーでワールド王者の刀羅ナツコがマイクを奪うや「おい、何がデリシャスだよ。バカ野郎！ 次はお前の番だよ、中野たむ。ああそうだ、去年の今ごろお前、脚を壊したんだっけ？」と吐き捨てた。
昨年１０月に当時のワールド王者・中野に挑戦した刀羅は左ヒザを破壊し４か月間の欠場に追い込んだ〝前科〟がある。パイプイスを手に持った刀羅は、中野の左ヒザをイスで固定すると鉄パイプで何度も殴りつけた。
これだけでは終わらない。「まだだよ、中野たむ！」と上谷に中野を押さえ込ませ、ハサミで髪の毛を切り刻みながら「いつまでアイドルやってる気？」とあざ笑った。テクラも「きれいなアイドルたち…これから戦争が始まるよ！」と不穏予告を放つ。
さらにヘイト全員でＣＡの３人を踏みつけると、刀羅は「何かさっき、世界に行くとか言っちゃってたけど、日本で一番になれないヤツが世界がどうとか言ってほしくないんだよね。てか日本で一番になってから世界のこと考えろよ！」と正論を突きつけつける。
最後は「私たちヘイトは日本一、いや、女子プロレス一のヒールユニットに確実になってみせる。そのための踏み台だ、中野たむ」とマイクを投げつけ去っていった。
ボロボロの中野から「ナツコ！ 上谷…。アンタたちの好き勝手には絶対させないからな！」と宣戦布告されるも、ヘイトは完全無視。極悪軍団がスターダムを地獄に落とす。