メダルスマイルだ。パリ五輪のゴルフ男子最終日（４日＝日本時間５日、ゴルフ・ナショナル＝パー７１）、４位タイから出た松山英樹（３２＝ＬＥＸＵＳ）が、６バーディー、ボギーなしの６５で回り、通算１７アンダーの単独３位。日本男子で初の銅メダルを獲得した。
前回自国開催の東京五輪ではプレーオフの末に銅メダルを逃した。今回はそのリベンジに成功。普段はポーカーフェースの松山も、銅メダルが決まると日本代表の丸山茂樹監督らと笑顔で喜びを分かち合い、表彰式でも満面の笑みを見せた。
その松山は「苦しかったですけど、残り３、４ホールまで金メダルのチャンスがあったんですけど。金を取ることができなくて悔しいんですけど、銅メダルでもすごくうれしいなと思ってます。前回東京では、女子ゴルフの方で稲見（萌寧）選手が銀を取って、男子は取ることができなかったったので。今回取ることができてうれしい」と感慨もひとしお。
表彰式を終えて「やっぱり隣に金メダルをかけている人（スコッティー・シェフラー）がいるので。うれしい半面、悔しいような気持ちでいます」と本音をのぞかせつつも「一つ自分の中で、これを持っていることによってすごく変わる部分もあると思うので、よかった」とメダルの重みをかみしめた。