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NHKのパリ五輪「このあと」演出…加藤浩次の苦言に賛同者続出 TBSは18年前にクレーム殺到

東スポWEB 2024年8月5日 5時33分

パリ五輪で〝このあと論争〟が沸き起こった。

極楽とんぼの加藤浩次(55)が3日深夜放送のMBSラジオ「アッパレやってまーす!~土曜日です~」で、NHKのパリ五輪中継にモノ申し、反響を呼んでいる。

加藤はNHKの柔道の中継と、他局のサッカー女子のなでしこジャパンの中継をザッピングして視聴したという。NHKの柔道の中継では日本選手の試合が近づくと、テレビ画面右上に「このあと」とテロップで表示されたが、加藤は「『このあと』が、このあとじゃないのよ。今のテレビでそんなのをやっちゃダメ。しかもNHKが」と語気を強めてNHKをチクリ。「昔あったじゃない。『このあとすぐ』って(あおりながらすぐに試合中継はなかった)。結構、批判を食らったこともあるのよ、民放とかで」と指摘した。これにはSNS上で賛同する意見が非常に多い。

加藤は明言しなかったが、本人が指摘した「民放」というのはTBSを指すと思われる。同局は2006年、ボクシングの亀田興毅のWBA世界ライトフライ級王座決定戦(ファン・ランダエタ)を中継。「このあとすぐ」とあおりながら試合が始まらず、クレームが殺到した騒ぎがあった。

TBSのスポーツ番組ディレクターの話。

「当時、クレームはすさまじかったです。中継で実況した男性アナウンサーはその世界戦後、興毅選手のトレーニングを取材するためジムに行きましたが、現場に居合わせた他のマスコミからは奇異の目で見られた。非常に肩身が狭かったとのことです」

18年前にクレームが殺到した中継の〝演出〟をNHKが取り入れたわけだ。

「当時と違って今はSNSが普及。五輪では競技種目、開始時間といったタイムテーブルの情報はSNSで容易に把握できます。不用意なあおりは視聴者からソッポを向かれかねません」(前出ディレクター)

五輪を中継する各局もその〝演出〟が問われている。

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