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【ゴルフ】松山英樹「今年勝ったコースだし…」4年後ロス五輪に〝勝算〟&国別チーム戦にも関心

東スポWEB 2024年8月5日 5時38分

次こそ金メダルだ! パリ五輪ゴルフ男子最終日(4日、ゴルフ・ナショナル=パー71)、マスターズ王者の松山英樹(32=LEXUS)が、6バーディー、ノーボギーの65で回り、通算17アンダーで銅メダルを獲得した。金メダルのスコッティ・シェフラー(米国)に2打及ばなかったが、五輪メダルは日本男子初の快挙。すっかり〝五輪モード〟に突入した男は、早くも4年後のロサンゼルス五輪出場へ意欲を示した。

首位と3打差で迎えた最終日。前半に4つ伸ばして勝負の後半へと突入する。10番パー4で1つ伸ばし、12番パー4で3メートルを入れてトップとの差を詰めていく。しかし、そこからチャンスを決められず、最終18番パー4も3メートルがカップに蹴られ、悔しさをあらわにした。

それでも通算17アンダーの3位タイでホールアウトすると、並んでいた後続組のジョン・ラーム(スペイン)が、17番でボギーをたたき、単独3位に。18番で同選手のバーディーがなくなった瞬間に、メダルが決まった。

表彰式では満面の笑みだった松山は「金メダルを取りたかったし、17番が終わるまではチャンスはあった。残念と言えば残念だけど、この銅メダルを取るために東京五輪では苦労したし、取れなかったので銅メダルはすごくうれしい」と達成感を漂わせた。

優勝争いについては「バックナインでいい勝負ができるように、前半は少しでも詰めておきたい中、自信を持って打てるものをつかみたかったが、最後の方はパッティングがうまく決まってくれなかった」と振り返った。

今後は再び主戦場とする米ツアーの戦いへ戻る中、すっかり〝五輪男〟となった松山は、早くも2028年ロス五輪を見据えた。「単純に今年勝ったコース(リビエラCC)だし、ロサンゼルスは知り合いが多いのでね。そういう意味でも絶対に出たいという思いがあるので、4年間また頑張らないといけない」と力強く宣言。リビエラCCで開催された2月の「ジェネシス招待」では、最終日に62(パー71)の異次元スコアで逆転優勝した。

出場権を得られれば、ゆかりのある場所、なおかつ相性のいいコースで開催されるだけに、金メダルも期待できる。さながらパリのリベンジといったところ。それ以外にもロス五輪のゴルフ競技は、男女ストロークプレーのほか、混合の国別チーム戦も行うことが検討されており、松山は「とても面白いと思う。今の方法だとチーム感が少ないので、ダブルスを組んでやるとかの方が、より国を背負っている感じが出るので興味がある」と関心を示していた。

4年後は2冠を狙うことになりそうな松山は、五輪のメダル獲得でゴルフファン層以外にも強烈に存在をアピール。「これをきっかけにゴルフを始めてくれる子供がいたらうれしいと思う」と期待する。ゴルフへのモチベーションに衰えはなく、今後も第一人者として日本のゴルフ界を引っ張っていきそうだ。

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