ナンシー・ペロシ元下院議長(84)が「非常に影響力のある大統領」として、バイデン大統領をラシュモア山に加えることを提案した。米CBSニュースが4日、報じた。
CBSのレスリー・スタール記者は、民主党の有力者のペロシ氏に対し、トランプ前大統領とのテレビ討論会で惨敗したバイデン氏を大統領候補から外す動きをペロシ氏が主導したとの報道について質問した。
ペロシ氏はバイデン氏を追い出すためのいかなる攻撃も主導していないと否定し、バイデン氏の選択は大統領らとともにラシュモア山に彫刻されるに値するものだと示唆した。
「彼はどんな決断を下すにも絶好の位置にいた。まさに絶好調だった。米国にとって非常に影響力のある大統領であり、ラシュモア山にふさわしい大統領だ」
ラシュモア山とは、サウスダコタ州にある標高1750メートルの山で、米建国から150年間の歴史に名を残す4人の大統領(ワシントン、ジェファーソン、セオドア・ルーズベルト、リンカーン)の顔の巨大な彫刻が彫られている。
スタール氏は「本当にバイデン氏がラシュモア山にふさわしいと言っているのですか?」と尋ねた。
ペロシ氏は「そこにはセオドア・ルーズベルトがいて、彼は素晴らしい。彼を外せとは言わないが、バイデンを加えることはできる」と答えた。
ペロシ氏はまた、バイデン氏に選挙戦から撤退するよう圧力をかけてきたわけではないと改めて強調。「私はいかなる圧力キャンペーンのリーダーでもありませんでした。私がしなかったことを言わせてください。私は誰一人として電話しませんでした。彼にはいつでも『私は誰にも電話していません』と言えました」と話した。