元ＮＨＫの武田真一アナウンサーが５日、日本テレビ系「ＤａｙＤａｙ．」に出演。パリ五輪柔道混合団体決勝・日本対フランス戦で利用されたデジタルルーレットに関する、ＳＮＳ上の反響について言及した。
オリンピック柔道３大会連続金メダリストの野村忠宏氏を迎えた番組では、決勝でのさまざまな疑問を野村氏が解説するコーナーを展開。その中で代表戦に使用されたデジタルルーレットの話題も紹介された。
武田アナは「デジタル方式のルーレットということで、絶対王者のリネール選手の登場を意味する男子９０キロ超級が、選ばれる結果となりました」と説明すると、「もちろん不正はないとは思うんですけれども、コンピューターでやるということなのでブラックボックスではある訳ですよね」と分析。「〝リネール確定ガチャ〟という声がＳＮＳで上がっていますけれども、野村さんはこの方式をどう思われますか？」と疑問を投げかけた。
これに対し野村氏は「デジタルなので不正をやろうと思えばやれるかもしれないし、不透明な部分はありますけども…。オリンピックの舞台で、しかも国際柔道連盟が管理してるすばらしい舞台で不正が行われることは絶対にありえない」とキッパリ。「この会話っていうのは、食事しながら、ランチしながら、お酒飲みながらの〝わいわい話〟でやってもらったら良いと思うし、これをオフィシャルでするのは不毛なやり取りだと思います」と分析した。
ＭＣの「南海キャンディーズ」山里亮太も「それこそ（代表戦）出てきた斉藤（立）選手にも失礼だしね」とフォローしたが、一方で野村氏は「けどまさかね、抽選になった時に『＋９０』だけは出るなと思ってましたよ。リネールの階級だけはやめてくれと思った時に、出て『アチャー…』とはなりますよね」と率直な心境を告白。リネール選手が大きな壁として立ちはだかっていたことを振り返っていた。