2009年にグラミー賞の最優秀新人賞に輝いた英国人歌手のアデル(36)がパリ五輪を見るためにコンサートを中断したと、フランス「20minutes」など各メディアが報じた。
陸上好きで知られるアデルは3日にドイツ・ミュンヘンでコンサートを実施していた。同メディアは「陸上競技ファンのアデルはたとえコンサートの最中でも女子100メートル決勝を見逃したくなかった」とし「ただし、直接観戦できないため、歌手は一石二鳥の方法を見つけた」と報道。準決勝と決勝の際、コンサートを中断し、ステージ上のスクリーンでレースを映し出したという。
決勝レースはジュリアン・アルフレッド(セントルシア)が10秒72で金メダルを獲得。アデルの〝推し〟だったダリル・ニータ(英国)は4位だった。コンサートの観客はX(旧ツイッター)を更新し「女子100メートル決勝も見られるのはアデルのコンサートだけだ」とポストしていたが、レースが終わると、アデルは「ショーを続けましょう」としてコンサートを再開した。
同メディアは「アデルにとっては幸運ではなかった」と伝えていた。