木更津総合（千葉）が暑さだけではない〝不運〟に見舞われた。５日に大阪府内の球場で練習を行ったが、ゲリラ豪雨に遭遇し１時間の中断を余儀なくされた。
空模様に変化が起きたのはナインが球場入りした正午前だった。練習開始前から大粒の雨が降り始める中で調整を進めていったが、シートノックを行う頃にはとうとうゲリラ豪雨が直撃…。守備練習を終えたナインはずぶぬれのユニホームのまま急いでベンチへ引き揚げた。
雨は約１時間後にあがったが、グラウンドには水たまりができており実戦的な練習はできず。選手の一人が「タイミングが悪い…」と言うのも当然で、結局この日はティー打撃など軽めのメニューにとどまった。
予想外の悪天候に五島監督は不満顔かと思いきや「ちょうどいいんじゃないですかね」と意外なコメント。「暑い日も続いてましたしね。休みみたいな感じで」と異常な暑さが続いていた中で訪れた豪雨を〝つかの間の休息〟としてポジティブに捉えた。
初戦は１０日の神村学園（鹿児島）。昨年ベスト４の強豪相手に「うちとしては勝機があるんやったら、３点以内でしょうね」と投手戦に持ち込む構えだ。暑さにも豪雨にもくじけない屈強さで、まずは初戦をもぎ取る。