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【バレーボール】石川祐希 8強敗退の責任痛感…4年後は「まだ全然考えていない」

東スポWEB 2024年8月6日 0時40分

バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ペルージャ)の目は真っ赤に腫れていた。

パリ五輪の準々決勝(5日、パリ南アリーナ)でイタリアと対戦した日本は2―3で敗戦。第1、2セットを連取したが、第3、4、5セットを立て続けに奪われた。1976年モントリオール五輪以来、48年ぶりの4強入りにはあと一歩届かなかった。試合後には「予選ラウンドは僕が頼りなかった。ここからは負けたら終わりなので、やるしかないというふうに気持ちを持って臨んだが、最後は取りきれなかった。そこが全てだと思う」と肩を落とした。

この日は第3セットに3度のマッチポイントを迎えるなど、勝利は目の前に迫っていた。しかし、最後の最後で決めることができなかった。「チームメートは頑張ってくれたが、最後に託されたところで決めきれなかった。絶対勝つと思っていたけど、負けた、終わったっていう感想だった。本当にみんなに感謝の気持ちと、僕が最後決められなくて、申し訳ない気持ち」と声を詰まらせた。

1972年ミュンヘン五輪以来の金メダルを目指す中で、チームのレベルは格段に向上。「非常に強いチームに対して、互角に戦えるチームであることは間違いない」としながらも「今日に関しては、僕が点を取らなければいけなかったところで取れなかったのがこの結果になった」と自らを責めた。

今大会を持ってフィリップ・ブラン監督が退任。敗戦の責任を一身に背負った石川だったが、4年後のロサンゼルス五輪については「(新しい)監督もわからないし、まだ全然考えていない」と語るにとどめた。

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