レスリング女子の尾崎野乃香(21=慶大)が、銅メダルの可能性を残した。5日のパリ五輪68キロ級準々決勝で東京五輪銅メダルのメーリム・ジュマナザロワ(キルギス)に敗れたが、同選手が決勝に進出しため、6日の敗者復活戦に回った。
準々決勝敗退後は、涙を流しショックを隠し切れなかった。「負けて自分が強かったとは言えないので、相手の選手のプレッシャーもあって強かった。自分はタックルに入ったら取れると思い込んでいた。初めて自分の持ち味を封じられたと思う」などと敗戦を振り返っていた。
それから数時間がたち、望んでいた状況ではないとはいえ、表彰台に立つチャンスを得た。気持ちを切り替えて、銅メダルといきたいところだ。