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【甲子園】明徳義塾・馬淵監督 五輪敗退の阿部詩に言及「相当のプレッシャーやろ、アレ」

東スポWEB 2024年8月6日 6時3分

まさかの〝伏兵作戦〟!? 第106回全国高校野球選手権大会に出場する明徳義塾(高知)が5日に兵庫・伊丹スポーツセンターで調整を行った。

初戦が12日の鳥取城北戦に決まり、シート打撃など約2時間の練習を指揮した馬淵史郎監督(68)は「大会1日目に合わせてやってたつもりだけど、6日目になったので。1回追い込みやったほうがいいと思うからね」と狙いを明かした。

そんな甲子園通算38度の出場を誇る名将も、パリ五輪に目を配っている。柔道女子52キロ級でまさかの2回戦敗退となった阿部詩(24=パーク24)には「相当のプレッシャーやろ、アレ。にっこり笑ってしゃべってるけど、心の中はね。みんなが金メダル言うから。そう簡単に金メダル取れるもんじゃないの」と気遣い、〝親心〟をのぞかせた。

さらに、今回の五輪に対しては独自の目線も向けている。「プレッシャーのかかってない選手が結構、勝ってるやん」。伏兵のような立場からメダル奪取につなげたケースも散見されるといい「金や言うて金取った人間はすごいと思うけど。(予想とは異なる)競技でもメダル取ってる人いるでしょ」と、いかに期待に応えることが難しいかを語る。

もちろん明徳義塾も甲子園の常連校。自身にも同様のプレッシャーはないのかを聞くと、馬淵監督は「ない」と即答。「久しぶりの甲子園だから思い切ってやるだけや」と2年ぶりの舞台にあくまで挑戦者として臨む考えを見せた。

「絶対に受けない。もう攻撃的にいきますよ、ウチは」。そう不敵な笑みを浮かべた名将が〝ノーマーク〟から高校野球の「金」を目指す。

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