真夏の女王決定戦となるPGⅠ「第38回レディースチャンピオン」がボートレース福岡で7日に開幕する。この白熱バトルを前に艇界で話題沸騰のボートレース大好きタレント・福留光帆(20)と福岡ボート担当の大久保泰治記者が大会の見どころを徹底分析した。まずは福岡水面のカギ握るうねりとボラについて…。
福留 みなさん、こんにちは福留光帆です。今回はレディースチャンピオンの見どころを紹介するために福岡にやってきました。助っ人に九州スポーツの大久保泰治さんも来てくれました。
大久保 よろしくお願いします。
福留 私はもともとおじいちゃんとお父さんの影響でボートレースにハマったんですけど、大久保さんがボートレースを好きになったきっかけは何ですか?
大久保 僕も小学生くらいからじいちゃんに毎週のように地元のボートレースからつに連れて行ってもらって、それで好きになりました。
福留 じゃあ、お互いボートレース場で育ったということは同郷ってことですね。私は尼崎で大久保さんはからつ。支部は違いますけど、同郷ということで仲良くやっていきましょう。
【水面特徴】
福留 福岡水面と言えば「うねり」。まず、うねりについて教えてください。
大久保 うねりというのは福岡ボートの1M部分だけが那珂川の河口に突き出している形になっていることで生じます。そこに潮の干満差、風向き、特に北からの風によって、うねりが発生しやすくなるんです。
福留 うねりが出るとどんな影響が
大久保 乗りにくい感じになってスピードを持って回れない。攻めがききづらくなります。
福留 うねりによって不利になるコースとかありますか?
大久保 握っていくコースが不利ですね。
福留 センターとかですかね。でも、インが逃げやすいということでもないんですよね。
大久保 1号艇も影響を受けることもあります。突然、ターン出口でキャビったりします。でも、走り慣れた選手は物怖じしない感じがあります。地元の選手とか…。そういうところが有利になるんでしょうね。
福留 地元の選手が注目か。あと福岡は2Mが狭くてダッシュとスローの差がないですよね。
大久保 ほぼスローみたいな感じです。数字にも表れているけど、ダッシュがききづらいです。
福留 今回、初めて来て本当に2M狭いなと思いました。まくりの人は厳しいですよね。
大久保 ダッシュからのまくりはめったに見れないですね。
【ボラアタック】
福留 ボラに注意という話もよく聞きますね。この方にボラについて語っていただきました。
※西山貴浩がVTR参戦
〈西山貴浩が語るボラの恐怖〉博多で一番、気をつけないといけないのは水面から出てくるボラですね。ボクは本番レース中に顔面に激突してヘルメットのシールドもカチ割れて病院送りになりました。悲しいことに当たったボラは一命を取り留めることなく亡くなってしまいました。
大久保 すごいですね。ボラの衝撃、威力は
福留 あの猛スピードの中でボラが跳ねて飛んで来るってどんなんでしょうね。想像できないですね。シールドが割れるって…。私も昨日の夜、寝ぼけて壁のカドに頭を強打して結構、脳が揺れたんですよ。衝撃という気持ちでは一緒かも。