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【レスリング】須崎優衣 1回戦敗退にぼう然「私のせいですべて無駄にしてしまった」

東スポWEB 2024年8月6日 20時17分

パリ五輪レスリング女子50キロ級が6日に行われ、東京五輪金メダルの須崎優衣(25=キッツ)は、ビネシュ・ビネシュ(インド)との1回戦でまさかの敗戦となり、いきなり金メダルの可能性が消滅してしまった。

思うようにポイントを得られないまま2―0で迎えた終了間際だった。ビネシュの勝負をかけたタックルに背中を取られ、2―2に。ラストポイントにより敗戦となった中、チャレンジを要求するも却下され、敗退が決定。ぼう然とした表情を浮かべるしかなかった。

その後、報道陣の取材に応じた須崎は「チームメートの支えとか、東京五輪前よりも多くの方々に支えてもらって、応援してもらって戦ってきた3年間だったので、皆さんの時間とか皆さんの努力を私のせいですべて無駄にしてしまった。本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と声を詰まらせた。

初戦については「相手の戦術にうまくはまってしまって、自分の良さが出せなかったので負けた試合でした」と振り返った。チャレンジが要求されたが「もう完全に負けていた試合だったので、マットの上に立っているのが現実か分からなかったです」と語った。コンディション面は「すごく調子はよかった」と語った。

その上で「何が足りなかったのかしっかり見つめ直して、またいつかオリンピックチャンピオンになれるように、そこを目指して戦いたいと思います」と先を見据えた。

この日の準決勝に進んだビネシュが7日の決勝に進めば敗者復活戦に回り、銅メダルの可能性が残る。「チャンスがあるなら、最低限のことはやらなければいけない。欲しかったのは金メダルだけど、来てくれた方のために銅メダルを必ず取って、全然恩返しにはならないけど、皆さんのために頑張りたい」と懸命に気持ちを切り替えた。

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