パリ五輪の射撃混合エアピストル団体で銀メダルを獲得し、軽装で競技に臨む姿から〝無課金おじさん〟の愛称で話題となっているトルコ代表のユスフ・ディケチが４日までに「Ｘ」（旧ツイッター）アカウントを開設。２ポスト目でイーロン・マスクＣＥＯを〝射抜いて〟みせた。
ディケチ名義の「Ｘ」は４日に「「Ｍｅｒｈａｂａ Ｘ」（トルコ語で「こんにちは Ｘ」の意）」と初投稿。
翌５日にはディケチが「こんにちはイーロン、未来のロボットは、（ディケチのように）手をポケットに入れたままでオリンピックのメダルを獲得できると思いますか？ この話題について、大陸をつなぐ文化的な首都・イスタンブールで議論してみるというのはどうでしょう？」という内容の文章を英語で投稿すると、マスク氏がさっそく反応。
「ロボットはいかなる時も的の中心を射貫くだろう」と返答した上で「イスタンブールを訪問するのは楽しみだ。（イスタンブールは）世界の中でもすばらしい都市の１つだ」と対談に前向きなコメントを送った。
一連のやりとりに対し、トルコの公式観光アカウントも「マスク氏とディケチ選手が一堂に会すれば、イスタンブールは最高の街になるでしょう！ 皆で実現させましょう！ 追伸：ロボットも大歓迎です」という文章を投稿。ディケチは引用する形で、「マスク氏が望むならぜひ」という内容のポストを披露した。
また、ほぼ同時期にマスク氏は、別のクリエイターが作成したある動画を引用。射撃を行った銃が瓶入りの飲料に変化し、ディケチがそれを飲み干すという内容の動画で、これに「いいね」が殺到した。世界のＳＮＳユーザーからは「世界的な現象になった」「今世界で最も有名な人間だ」といった、マスク氏にも取り上げられる程の知名度の高まりに驚く声が寄せられた。