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民主党が副大統領候補公表へ ハリス人気を押し上げるか足手まといになるか

東スポWEB 2024年8月6日 21時53分

11月の米大統領選に向けて民主党の候補指名が確定したカマラ・ハリス副大統領(59)は6日、副大統領候補を公表する。

選挙戦を共に戦う重要なパートナーであり、2人は6日のペンシルベニア州フィラデルフィアでの集会を皮切りに、大統領選挙の結果を左右する可能性が高い激戦州7州、ペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガン、ノースカロライナ、ジョージア、アリゾナ、ネバダを回る遊説を開始し、共和党候補のトランプ前大統領(78)の打倒を狙う。

バイデン大統領(81)に代わり、ハリス氏は主要政党で初の黒人女性大統領候補、初のアジア系大統領候補となる。バイデン氏とトランプ氏の高齢者対決にうんざりしていた有権者もいたため、ハリス氏は世論調査でトランプ氏を急追している。

トランプ氏との戦いを有利に運ぶために重要なのが副大統領候補だ。

米メディアによると、副大統領候補として有力なのは約6人とされ、ハリス氏は4日、そのうち東部ペンシルベニア州のシャピロ知事(51)、中西部ミネソタ州のワルツ知事(60)、西部アリゾナ州選出のケリー上院議員(60)の3人と直接会談したという。

バイデン氏からの禅譲によって急きょ候補となり、3か月の短期間を戦うことになったので、副大統領候補の選定も急務だったが、ハリス氏の腹の中では条件は決まっていたようだ。

米選挙事情通は「ハリス氏の最優先事項は、選挙で勝てるパートナー。まず女性で黒人でアジア系に従うことに抵抗のない人。さらにハリス氏が苦手な分野の移民問題などに慣れている人。そして、自らのイメージで選挙戦に新風を吹き込んでいるので、それを邪魔せず、自分の陰に隠れてくれる人です。一方、選挙陣営は高齢の白人有権者などバイデン氏が獲得したであろう有権者にアピールできる副大統領を欲していた」と語る。

複数の米メディアによると、候補は2人に絞られていた。シャピロ氏はユダヤ系で、国内有数の激戦州で人気急上昇中の知事。ワルツ氏は、学校給食無償化など進歩的な実績と、軍や教師として豊富な実績を持ち、農村部の白人有権者にアピールできる知事。

副大統領候補は足手まといになるのか、それともハリス人気を押し上げるのか。

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