負の連鎖が止まらない。セ４位のＤｅＮＡが６日の中日戦（岐阜）でも２―６と大敗。２連敗で借金は５に膨らみ、５位・中日に２・５ゲーム差に詰め寄られた。
何をやってもうまくいかない。そんな印象が拭えないゲーム内容だった。打線は初回から相手先発・高橋宏の立ち上がりを攻め、二死二、三塁からオースティンの犠飛で幸先よく先制。しかし先発の浜口遥大投手（２９）がその裏、細川に逆転２ランを被弾し、あっさりとひっくり返されると流れも中日ペースに切り替わった。３回二死一塁の場面では何でもない内野ゴロを三塁手・宮崎が悪送球。ピンチを広げると二死一、三塁から再び細川に中前へ適時打を浴び、３点目を献上した。
５回にも浜口が先頭打者・高橋宏の投ゴロを悪送球。一死一、三塁となったところで浜口からウィックにスイッチしたもののカリステ、岡林と２本のタイムリーを重ねられ、万事休す。６点目を奪われた後は、８回に山本の中前打で１点を返すのが精いっぱいだった。
４安打５失点で５回途中ＫＯとなった浜口は「何とか勝ってる状態で次の投手に託したかったのですが、それができずにとても悔しい気持ちです」とうなだれた。
４日の時点ですでに自力Ｖが消滅。この日の敗戦で首位・広島とは８・５ゲーム差に広がり、大きく水を開けられた。３位・阪神との差も６ゲームと絶望的な状況となっているだけに、チーム内には真夏にもかかわらず、首脳陣交代論なども含めキナ臭い〝秋風〟が周辺から吹き始めつつある。