パリ五輪レスリング女子５０キロ級初戦で、東京五輪金メダリストの須崎優衣（キッツ）を破ったビネシュ（インド）の経歴に注目が集まっている。
インドメディア「インディアン・エクスプレス」は「ビネシュは、無敵の巨人・須崎を初戦で破った」と大々的に報道。国際試合で９４連勝をマークし、東京五輪では１ポイントも落とさず優勝した須崎を〝巨人〟と表現した。
また同メディアは「しかし、ビネシュは巨人を倒すことで知られている」と戦績に注目。「２０１８年のアジア大会では日本の入江ゆきを破った。ちなみに、入江は須崎を破った世界でも数少ない選手の一人だ」と、１９年７月の世界選手権代表決定プレーオフで須崎を破った入江ゆきにも勝っていることを指摘。
「今、ビネシュは須崎に勝った選手のリストに加わり、日本が追い求め続けている女子レスリングの世界秩序を覆している」と〝日本の巨人キラー〟だと伝えた。
試合では徹底して防御を固め、残り２０秒から猛攻を仕掛ける戦術で大金星を挙げたビネシュ。日本人を徹底研究していたようだ。