パリ五輪レスリング女子50級が6日に行われ、東京五輪金メダルの須崎優衣(25=キッツ)は、ビネシュ・ビネシュ(インド)との1回戦でまさかの敗戦。しかし、ビネシュが7日の決勝に進出したことで同日の敗者復活戦に回り、銅メダル獲得のチャンスを得た。
衝撃の初戦敗退から7時間ほど。求めていた色のメダルではないものの、表彰台に立つ可能性が出てきた。須崎は敗退後、銅メダルについて「チャンスがあるなら、最低限のことはやらなければいけない。ほしかったのは金メダルだけど、来てくれた方のために銅メダルを必ず取って、全然恩返しにはならないけど、皆さんのために頑張りたい」と懸命に気持ちを切り替えていた。
いきなり金メダル獲得の可能性が消滅しまったショックは計り知れないが、とにかく日本にメダルを持ち帰るために全力を尽くすしかない。