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【レスリング】銅・尾崎野乃香は慶応ガール 完璧な文武両道ぶり「いつ勉強しているのかわからなかった」

東スポWEB 2024年8月7日 11時8分

女子68キロ級3位決定戦で、尾崎野乃香(21=慶大)がナイジェリア選手を下し、銅メダルを獲得した。

5日の準々決勝で東京五輪銅メダルのメーリム・ジュマナザロワ(キルギス)に敗戦。しかし、気持ちを切り替え、敗者復活戦から勝ち上がった。「最高の気持ちです。金メダリストになるのは、4年後にお預けになったけど、気持ちを切り替えて敗者復活戦、3位決定戦とできた自分を褒めたいですし、応援してくれる皆さんにも感謝を伝えたい。メダルを持ち帰れたのは心からうれしい」とすがすがしい表情だった。

文武両道を地で行く。尾崎が汗を流した若手選手を育成するJOCエリートアカデミーで長年マネジャーを務める菅芳松氏は「本当にまじめ。いつ勉強しているのかわからなかったが、学業の成績も抜群だった」と振り返る。朝8時から夜10時まで練習、学校、食事などでスケジュールはいっぱい。消灯は夜11時で、自由になる時間はわずか1時間だった。それでも高校時代の成績表はオール5。当時から何事にも手を抜かない完璧ガールだった。

今大会でも、しっかりと自分をマネジメントして銅メダルをつかんだ。「自分以上に私を信じてくれる人たちがいるので、その思いを裏切りたくない思いもあったし、今まで頑張ってきた自分にかわいそうな思いをさせたくなかったので、一生懸命戦いました」。今後の活躍も楽しみだ。

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