ア・リーグ中地区の最下位を独走するホワイトソックスが６日（日本時間７日）のアスレチックス戦に５―１で勝利し、連敗を「２１」で止めた。
メジャー最長となる２３連敗が目前に迫った中でチーム待望の白星。あまりにも長過ぎたトンネルから抜け出し、地元メディアの「シカゴ・サン・タイムズ」は勝利を速報するとともに「これが勝利の感覚なのだ。ホワイトソックスはとっくに忘れていた」などと何とも言えないニュアンスで伝えた。
またホワイトソックスが前回勝利した７月１０日（同１１日）からの期間が、いかに長かったかを強調する米メディアも登場。「ファストボール」では「トランプ前大統領が狙撃され、バイデン大統領が再選を目指さないことを決め、ハリス副大統領が民主党候補となり、各候補がそれぞれの副大統領候補を選んだ。ア・リーグのオールスターチームは７月１６日（同１７日＝ナ・リーグに勝利）に１試合しただけにもかかわらず、ホワイトソックスより多い勝利を挙げた」と皮肉りまくった。
連敗を止める大きな１勝となった一方、現実としては２８勝８８敗。借金が「６１」から「６０」に減っただけとの見方もあるが、ア・リーグ最悪の連敗記録を塗り変える恥の上塗りを阻止したことは確かだ。