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【体操】フィリピン金メダリストが母と絶縁「典型的な毒親」 報奨金めぐり泥沼心配

東スポWEB 2024年8月7日 15時57分

7年間日本で体操を学んだフィリピンのカルロスエドリエル・ユーロ選手(24)がパリ五輪の体操男子種目別決勝で床運動と跳馬の2冠を達成。フィリピン男子初の金メダルに母国は沸き返ったが、そのウラで絶縁したとされる母親との確執が浮き彫りになっている。

フィリピンのニュースサイト「ポップ・インクワイアラー」によると、ユーロの母親アンジェリカ・ポクイズ・ユーロさんは息子そっちのけで日本代表を応援し、「日本は相変わらず強い」と称賛し、息子を無視する形でソーシャルメディアに投稿していた。

フィリピンのSNSユーザーたちはこれに反発。あるユーザーは、「彼がなぜ絶縁したのか、そしてそれが彼にとって最高の決断だったのかが分かる」と投稿。また、別のユーザーは、アンジェリカさんを「フィリピンの典型的な毒親」と批判した。

親子の亀裂が生じた一因は、ユーロが5年間交際しているガールフレンドを巡ってアンジェリカさんが干渉したことだという。同サイトは、フィリピンの母親たちは往々にして子供の私生活を支配し、不満を爆発させ、自分の非を認めようとしない文化的傾向があると指摘した。

母親との問題についてユーロは6日、比系オーストラリア人の恋人クロエ・サンホセさん(22)同席でTikTokに動画を投稿。そこでユーロは、母親との関係を悪化させた金銭問題についていくつかの事例を挙げ、クロエに対する母親の批判にも反論。最後には、「みんなが幸せになってほしい」と締めくくった。

一方、母親はこれまでユーロの銀行通帳を預かっているが、手を付けたことはないと主張している。

今大会で金メダル2個を獲得したことで、ユーロには政府からの報奨金2000万ペソ(約5000万円)に加え、大手不動産会社からはマンションと現金の合計3500万ペソ(約8750万円)が贈られ、他には国会が600万ペソ(約1500万円)を供与し、金メダリストへの免税や生涯年金など優遇措置の導入も検討していると報じられている。

これによりユーロが巨額の収入を得たことで、母親との関係が泥沼化することが懸念されている。

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