パリ五輪レスリング女子５０キロ級の須崎優衣（２５＝キッツ）が、意外な形で７日の銅メダルマッチに進んだ。
須崎は６日にビネシュ・ビネシュ（インド）との初戦で敗退。しかしビネシュがこの日の決勝に進出したことで同日の敗者復活戦に回り、銅メダル獲得のチャンスを得ていた。しかしビネシュは決勝当日のこの日朝、２回目の計量で体重オーバーとなり、失格となった。
複数のインドメディアによると、数字にバラつきはあるもの、１００～１５０グラム程度のオーバーだったようだ。同国メディア「エコノミック・タイムス」は「普段は５３キロ級のため、このような状況は目新しいものではない。彼女は五輪予選でも同様の困難に直面し、ぎりぎりで予選を通過した」と指摘した。
この結果、国際レスリング規則第１１条により、準決勝でビネシュで敗れたユスネイリス・グスマン（キューバ）が決勝に進み、当初は須崎が臨む敗者復活戦だったカードが３位決定戦となった。