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【陸上】準決勝進出の福部真子が寺田明日香に感謝「ライバルに感謝すると思っていなかった」

東スポWEB 2024年8月7日 18時58分

【フランス・パリ7日発】陸上女子100メートル障害の福部真子(日本建設工業)が次なるステージへコマを進めた。

フランス競技場で行われた同種目予選1組では、五輪での日本人歴代最高タイムとなる12秒85(向かい風0・1メートル)をマークして4位。各組上位3人とタイム上位3人が準決勝に進出する中、タイムで拾われた。

福部はレース後、残り4組の結果を正座で待った。「ディズニーランドとかの待ち時間かと思った。本当に地獄だったけど良かった」と安堵の表情を浮かべつつも「着順で残りたかったし、ジャマイカの(3位の)選手と0・01秒差だった。そこは自分の詰めが甘かった」と反省も忘れなかった。

昨晩はライバルの寺田明日香(ジャパンクリエイト)、青木益未(七十七銀行)らの存在が頭をよぎったという。「寺田さんが12秒切ってくれなかったら、青木さんと寺田さんが12秒8に入ってくれなかったら、今ここいなかったかもなと。寺田さん、青木さんが切り開いてくれたおかげで、私も現実的に五輪を目指せるようになったなと。選手というか、ライバルに感謝すると思っていなかった」としみじみ語った。

準決勝に向けては「寺田さんが初めて13秒を切ってくれたのが大きいこと。次は私が五輪の舞台で目標としている12秒5切りができれば次につながっていくのでは」ときっぱり。パリの地で後輩に道筋をつくることはできるか。

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