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「警察と連動している」発言の大津綾香氏に40万円の賠償命令 立花孝志氏への名誉毀損

東スポWEB 2024年8月7日 19時22分

記者会見の発言で名誉を傷つけられたとして、NHKから国民を守る党の立花孝志党首がみんなでつくる党(旧政治家女子48党)の大津綾香党首に損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(小池あゆみ裁判長)は7日、名誉毀損の成立を認め、大津氏に計40万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

昨年3月に旧政女党で代表権争いが起き、同4月に会見した大津氏は「党内の人件費や経費、ステークスホルダーへの資金の流れが不明瞭ということが発覚した。弁護士に調査を依頼したところ、不正な使用である可能性が高まりました」「党内のお金の流れにしろ、パワハラの問題にしろ、私が党首になった時から、内外からいろんな報告を受けてきました」などと発言した。

また同5月に当時幹事長だった黒川敦彦氏、党首秘書だった大川宏洋氏が同席した会見でも大津氏は「立花氏への刑事事件への追及はもうすでに警察と連動している」などの発言があった。

立花氏は名誉が侵害され、社会的評価を低下させられたとして、大津氏にそれぞれの会見で慰謝料160万円ずつの計320万円を求めていた。

判決で小池裁判長は「不正使用の疑いを裏付ける的確な証拠はない」「捜査機関が原告(立花氏)に対する刑事責任の追及に向けた準備をしているとの事実を真実であると認めるに足りる的確な証拠はなく、被告(大津氏)の主張は採用できない」などとして、大津氏に40万円を支払うように命じた。

立花氏はユーチューブで「大津が『彼は犯罪をしているんだ』と言って、信じた人もいると思います。それが今日の判決によって、そういう事実は明らかになっていない」と報告した。

一方、大津氏はX(旧ツイッター)に「判決文未確認ですが、当然に控訴します。立証が足りなかったと考えるので、別件の資料も追加予定です」とポストした。

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