WWE悪女ユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、タイトル奪回へ向け動き出した。
7月13日のマリーゴールド両国大会、同25~27日のWWE日本公演を終えて先週、ロウに帰還。カイリ・セイン、ダコタ・カイとのダメージCTRLと、抗争中のソーニャ・デビル&シェイナ・ベイズラー&ゾーイ・スタークを襲撃して強烈アピールした。
5日(日本時間6日)のロウ(メリーランド州ボルチモア)でも、ライラ・ヴァルキュリアに暴行を加えていたバイオレンストリオを襲撃。イヨはかつての相棒ゾーイと激しく殴り合い、カイリもソーニャにバックブローをくらわせてリングから排除した。ところが、ソーニャ軍も負けていない。バックステージでダメージCTRLの3人を襲った上にダコタの古傷の右ヒザを痛めつけた。
ダコタはこの直後にソーニャとのシングル戦が予定されていたが、負傷により欠場。このためイヨが代打でスクランブル出場した。ゴングが鳴ると、いきなりソーニャからMMA仕込みの打撃をくらったが、フライングヘッドシザースで逆転。さらに場外に下りて、ソーニャのセコンド、ゾーイとシェイナを殴りつけた。
それでもソーニャから反撃を受けて、一進一退の攻防に。イヨはドラゴンスクリュー、掌底アッパー、ドロップキックの猛攻から豪快なミサイルキックをぶち込んだ。だが、ソーニャの強烈なヒザ蹴りをくらうも、ダブルフットスタンプからコーナーへのダブルニーだ。
ここでゾーイが場外から介入。すかさずカイリがゾーイとシェイナに反撃すると、イヨとカイリがコーナーポスト上段に上がった。イヨがムーンサルトアタックで場外のソーニャとシェイナ、カイリはインセインエルボーをゾーイに驚異の同時発射。ダメージCTRLの鮮やかな空中弾競演に、観衆は拍手喝采だ。最後はイヨが必殺のムーンサルトプレスでソーニャを圧殺。見事に3カウントを奪って勝利した。
これにより、次回ロウでWWE女子タッグ王座(現王者はアルバ・ファイア&アイラ・ドーン)への挑戦権をかけて、イヨ&カイリがシェイナ&ゾーイと激突することが決定。イヨ、カイリとも同王座を2度ずつ戴冠しており、ダメージCTRL復権へ3度目のタッグ王座を狙う。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。