新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」7日後楽園大会のBブロック公式戦で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(27)が上村優也(29)から4勝目をあげた。
上村はかつて米国・LA道場でも同じ釜の飯を食べた後輩にあたるはずだが、現在の成田にとってそんな過去は意味を持たない。H.O.Tの金丸義信を試合に介入させ、試合を優位に進めていった。
カンヌキスープレックスを狙われたところでレフェリーをつかんで妨害すると、またも金丸が介入しウイスキーミストを噴射。しかしこれをかわされると、改良型プッシュアップバーも阻止されドラゴンスープレックスを浴びてしまう。
上村は勝負を決めるべく再びカンヌキスープレックスを狙ったが、成田はまたしてもレフェリーを巻き込んで阻止。死角が生まれたところで急所攻撃を決める。最後は顔面への膝蹴りからダブルクロスでマットに突き刺し3カウントを奪ってみせた。
無情なる勝利を収めた成田は「おい上村よ…ハハハ、これがよ、ストロングスタイルだ、バーカ」と高笑い。ともあれ白星先行で、Bブロックの突破争いに一歩前進した。