Infoseek 楽天

【フェンシング】松山恭助にエースの自覚「戦った姿勢は金メダル以上」 日本代表が帰国

東スポWEB 2024年8月7日 22時8分

パリ五輪のフェンシング男子フルーレ団体で日本勢初の金メダルを獲得した松山恭助(27=JTB)が、同種目のエースとして自覚を見せた。

日本の五輪フェンシング史上最高となる計5個のメダルを獲得した選手団が7日、羽田空港に帰国。男子フルーレ団体は決勝でイタリアを下した。19歳から主将を務めてきた松山は「金メダルが取れた実感を少しずつ感じている。個人戦が終わってからの3日間は、自分もチームもプレッシャーの中で苦しかった。そういった逆境に誰も逃げずに立ち向かい、戦った姿勢は金メダル以上に値する」と充実した表情を浮かべた。

男子フルーレでは2008年北京五輪の個人戦と、12年ロンドン五輪団体戦で太田雄貴氏(38)が銀メダルを獲得。太田の後継者として、長年期待されてきた松山は「僕たちも太田さんの五輪での偉業を見て、夢だったものが目標に変わって(メダルを)目指すようになった。今回僕たちが勝ったことで、子供たちが『自分も五輪で勝ちたい』と思ってもらえたら。これ(金メダル)はあくまで僕たちのフェンシング競技として始まりだと思うので、これを継続的に続けていければ素晴らしい」と充実した表情を見せた。

また、女子サーブル団体は銅メダルで、日本勢で初めて五輪のサーブル種目で表彰台に立った。開会式で日本選手団の旗手を務めた江村美咲(25=立飛ホールディングス)は、個人戦で金メダルを期待されていたが、まさかの3回戦敗退。それでも、団体戦では銅メダルに貢献し「自分自身が旗手として、もっといいパフォーマンスがしたかった。(団体戦で)最後まで踏ん張れたのは、仲間と(周囲からの)応援のおかげだった」と笑顔で語った。

この記事の関連ニュース