パリ五輪レスリング50キロ3位決定戦で須崎優衣(25=キッツ)はオクサナ・リバチ(ウクライナ)を下し、銅メダルを獲得した。試合後、涙で思いを語った須崎に対し、中継するNHKで、スタジオゲストを務める五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)がもらい泣き。須崎を励ました。
須崎は試合後「想像以上に苦しい3年間だった」と振り返った。さらに会場の声援について「五輪チャンプの須崎優衣じゃなかったら価値がないんじゃないかと思ったんですけど。負けたにもかかわらず声援を送ってくれて、負けたのに信じてくれて感謝したいし、そういった方に五輪チャンプになる姿を見てもらえるように、あと4年頑張りたいです」と涙を流した。
この後、スタジオに画面が切り替わると伊調は目を押さえてもらい泣き。
五輪チャンピオンという肩書に言及した須崎に対し「みんな須崎優衣というレスラーが大好きで、須崎優衣のレスリングが見たくて応援している」と重圧を感じぬよう、励ましの言葉。「また4年間頑張りましょう」とエールを送っていた。