パリ五輪レスリング男子グレコローマン７７キロ級決勝（７日＝日本時間８日）、世界ランキング１位で初出場の日下尚（２３＝三恵海運）が、ジャドラエフ（カザフスタン）を下し、金メダルを獲得。五輪２大会銅メダルの浜口京子は、日下の激闘に感激感動だ。
【浜口京子 気合でＧＯ！】本当に強かったですね～。ものすごいハードな練習をして、スタミナをつけてきたんだなと驚きました。相手のカザフ選手の勝ち上がり方を見て、これは強いなと警戒していました。
序盤、腕をがっしりと取られて自分のペースに持ち込むのが難しかったですが、第２ピリオドは前に前に出るスタイルで流れを取り戻せた。修正能力が素晴らしかったです。
私はグレコは芸術だと思っているんです。上半身だけ技を繰り出す動きが、美しくまさに芸術的でした。そして前日の文田健一郎選手（グレコ６０キロ級）に続く金メダル。日本グレコの勢いにうれしくなりました。私は２人を指導する笹本睦コーチ、日体大の松本慎吾監督と同世代なんです。そばにいて献身的に支え、育てた。
指導者のみなさんの頑張りも含め、本当に素晴らしいと感動しました。