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【甲子園】興南 大阪桐蔭との「春夏連覇校対決」に散る「打球の強さが沖縄大会とは全然違う」

東スポWEB 2024年8月8日 14時18分

第106回全国高校野球選手権大会の第2日(8日)第1試合は、2年ぶり14度目出場の興南(沖縄)が2年ぶり13度目出場の大阪桐蔭との「春夏連覇経験校同士」の対決に0―5と零封負けを喫し、初戦突破とはならなかった。

絶対的エースの田崎颯士(3年)が前半につかまった。2回までパーフェクト投球で最高の立ち上がりを見せながらも3、4回に四球が絡むなど6安打を集中されて計5失点。その後は大阪桐蔭打線に得点を許さなかったが、結局、7回途中8安打5失点で降板した。

試合後、田崎は「最初、リズム良く抑えられたので『いけるんじゃないか』と気を緩めてしまったかもしれない。投球が荒れて高めにボールが浮いてしまった」と猛省。その上で「打球の強さが沖縄大会とは全然違う。大阪桐蔭はいい選手ばかりなので多少の失点は想定内だったが、上のレベルでは1つのミスが失点につながってしまう」と悔しがった。

打線も相手先発の中野(2年)の前にわずか4安打で三塁を一度しか踏めず痛恨の完封負け。攻撃で送りバント失敗や守備では投手への四球などが重なり、我喜屋監督は「ロースコアで後半に持っていきたかった。ミスから前半で5点を取られたのは思い描けない展開になってしまった。(相手)投手の変化球に打線が的を絞れず、ズルズルと9回まで来てしまった」と肩を落とした。

興南は6年ぶりの聖地白星をつかむことはできなかった。

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