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負傷者だらけのドジャースに光明 今季絶望視された剛腕は「軽傷」、ベッツは13日に復帰も

東スポWEB 2024年8月8日 16時43分

野戦病院と化していたドジャースに光明が差し込んできた。ドジャースは7日(日本時間8日)、救援右腕ブラスダー・グラテオル投手(25)を15日間の負傷者リスト(IL)入りさせたと発表。ただ負傷した右太もも裏の肉離れは思いのほか軽傷だった模様で、今季中に復帰する可能性が出てきた。

昨季、68試合に登板し4勝2敗7セーブ、19ホールド、防御率1・90の好成績をマークした右腕は6日(同7日)のフィリーズ戦に3番手として登板。開幕前からIL入りしており、これが今季初登板だったが、わずか8球を投げたことろで右ハムストリングを痛めて緊急降板した。

当初、肉離れは「グレード3の重度」とされ、今季の復帰は絶望視されていたが、MRI検査の結果「グレード1の軽度」だったことが判明。この日会見したロバーツ監督は「私たちが集めた情報には安ど感と楽観的な見方がある。彼が今年のどこかに戻って来ることを期待している」と、160キロ剛腕がシーズン中に復帰できる可能性を示唆した。

また、右肩腱板損傷で60日間のIL入りしている山本由伸投手(25)はこの日、取材に応じ「9月に投げられると思う。とにかく順調なので」と現状を報告。すでにプルペンで2度投球練習をしており、12日(同13日)の敵地ミルウォーキーでのブルワーズ戦に帯同し、実戦形式に登板する見込みだ。

試合がない8日(同9日)は離脱中のムーキー・ベッツ内野手(31)、マックス・マンシー内野手(33)、トミー・エドマン内野手(29)、クリス・テーラー内野手(33)がスタジアムに集結し、マイナーリーグの投手と対戦する予定。順調ならベッツはブルワーズ戦で復帰する可能性もあるという。

チームはナ・リーグ西地区首位もこの日のフィリーズ戦を4―9で落として連敗。大谷翔平投手(30)は全5打席凡退し今月6試合で3度目の無安打に終わり、ロバーツ監督は退場処分が下された。気が付けばパドレスとダイヤモンドバックスに3ゲーム差まで迫られた。チームの状態は良好とはいえないだけにドジャースファンは主力級の一刻も早い復帰を心待ちにしている。

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